キレイな姿勢を保つことができる人と、そうでない人。
自然と理想的なバランスでカラダを扱う人と崩れたバランスでカラダを扱ってしまう人。
この差は、カラダの軸によって起こります。
軸を基にして成り立つ、人の動作や所作。
美しいスタイル、キレイな身体を維持している人が自然と使っているカラダの軸。
カラダの軸とは何なのか?
カラダの軸がどのようにして育まれるのか?
カラダの軸について書いてみました。
カラダの軸って何?
姿勢や、カラダの動きに影響を与えているカラダの軸とはそもそも何なのでしょうか?
カラダの軸とは、軸感。
軸という感覚です。
「今のあなたのカラダ」がどうなっているのかを感じるセンサーが筋肉や関節、腱に存在します。
このセンサーから脳へと送られている情報によって、背骨や骨盤の配置がコントロールされ姿勢バランスは保たれています。
自分では真っ直ぐと思っていても、写真に写った自分の姿を見たときにカラダが傾いていたとしたら、カラダのセンサーの感覚がダウンしてしまっている可能性があります。
センサーの感度が悪くなることで、カラダを心地よく扱う軸感が薄くなってしまうのです。
カラダの軸は、いつ、どうやって育まれるの?
カラダの軸は幼少期に、転んだり、尻もちをついたりしながら、獲得していく感覚です。
人は生後、仰向けの状態から顔を動かせるようになり、寝返りを覚えます。
ハイハイで前に進めることを覚え、そのうちにつかまり立ちにトライ。
自分の力だけで立つことを覚えると、一歩、足で進むことを覚えます。
尻もちをつきながら、また一歩。
この練習を重ねることで自然とカラダのふらつきは少なくなり、自由に走り回ること、ジャンプすることを覚えていきます。
カラダの軸の基本は、この小さいチャレンジの繰り返しによって完成します。
ここからは、日常の動作や運動を失敗しながらトライし続けることによって、誰もが同じように軸を使ってカラダを扱うという感覚を育んでいきます。
カラダの軸感覚が薄くなるとどうなるの?
まず、カラダにとって楽な姿勢を保つことができなくなります。
カラダは軸を中心に姿勢バランスを保っています。
カラダを楽に扱える軸から姿勢の軸、動作の軸がズレることで、筋肉は無駄に緊張するようになったり、逆に力が入らなくなったりします。
背骨のS時カーブがきつくなったり、減ってしまうこと(背骨の歪み)にも繋がります。
お腹周りの筋肉に上手に力が入りにくくなりぽっこり下腹状態へ。
背骨・骨盤の歪みから、太ももの骨、スネの骨が捻れO脚、扁平足、外反母趾、脚のむくみなどへと繋がります。