考えないでできるレベルまで引き上げる

サーファーならヨダレが垂れる三本ライン。

昨日は久しぶりにサーファー天国だった。

「サーフィンはパドリングに始まってパドリングに終わる。」

こうロングボードの本に書いてあった。

沖に出るのも、波をつかむのも、パドリング力がものをいうと。

確かに上手な人を観察していると、そこには統率されたカラダの扱い方がある。

頭の位置、腕の運び、リラックス、バランス、スピード。

軸もブレない。

観察しながら共通点を探し、自分のカラダなりのコツを頭で考えながら反復的に練習する。

考えてやるから、力みが出て失敗する。

こうやって頭で考えているうちは、まだまだなんだけどヘタクソなうちは考えてやらなきゃ進化もしない。

考えてみるとパドリングと整体の技術の本質的な部分がカブる。

整体の技術も頭で考えて人のカラダに触れているうちは半人前なのだ。

カラダに触れるまでは色々考えることはあっても、カラダに触れる時は何も考えていない。

何も考えないから呼吸は整いリラックスできる。

自然と手が優しくなる。

相手のカラダの変化をキャッチできるようになる。

パドリングも自然とカラダが動くレベルまで引き上げたい。

昨日は日の出から４時間、腕が上がらなくなるまでパドリングをした。

「オモシロ！！」が味わえる貴重な時間。

考えることが多いというのは、それだけ伸び代があるということなのだ。