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先日、生まれて初めて?親父と二人で食事をかましました。

鮨屋で2時間、話し足りず場所を移しコーヒーを飲みながら1時間。

驚くほどよく話した。

今回の時間の中で感じたことは未完成ってことは幸せなんじゃないのかということ。

 

Style Design Salonを始めてもうすぐ丸7年。

おかげさまで7年前に整体院をやめStyle Design Salonを始めることを決めた時と同じように充実したサロンワークを送らせてもらっている。

そんな折もあってかなくってか親父を鮨屋に招待した。

 

記憶の限り二人で飯を食べに出かけたことはなくて、誘うところからモゾモゾムズムズな世界。

電話の掛けるボタンも結構気合いを入れて押した。

 

当日、慣れない二人で慣れない感じの雰囲気のお店に入りカウンターに座って勝手がわからないままに鮨を食べた。

仕事の話、家庭の話、子供の話と予想外に話は弾んだ。

今までまともに仕事の話って聞いたことなかったしね。

聞いてみたいことは色々あるから突っ込んで聞いてみたのだ。

 

親父が写真家という仕事を始めたのは僕が生まれる前かららしく40年やり続けていてた。

単純計算しても自分の倍以上。

父親としてではなくひとりの男としての言葉が聞いてみたくなった。

職種は違うけど個の感性を表現することや自分が商品というところは同じだから、どんな世界観・価値観を持っている人なのか?に興味が湧いた。

 

40年写真家という仕事を続けてきて、今の親父が見えている写真家という生き方について話が広がった。

親父にも僕と同じように師とする人がいたみたいで今でもその人の言葉を大切に写真を撮ってた。

軸ができるまでには、30年?って言ってたっけな?かかってできたらしい(ウイスキーの響かっ!?)

僕はまだ15年しか経ってないけど、師と出会ったことで生き方に軸ができた。

親父より短い時間で軸ができたのは、きっと僕のが優秀なのだ。

 

親父からみてても師匠と出会った頃から僕の仕事に対しての姿勢が変わったと言われた。

今の仕事ぶりを認めてもらえたようで嬉しかった。

軸、ビジョン、在り方。

大事にしたいことを持って道を進み続けるというのは良い面も悪い面もあったりする。

僕が息子として親父に持っていた悪い面は今回話したことでスッキリと清算された。

 

 

今回の場で僕が一番共感できたのが、仕事の話をする親父の横顔。

話している横顔をみていると、「今」に不満があるかというとそうでもなさそうで、満足しているかというとそうでもなさそうだった。

その”感じ”や”雰囲気”にすごく共感した。

 

僕も「もっとこうすりゃ良かった。。。」って発見・反省する日あるし、驚き喜んでもらえたことで高揚する日もある。

だからいつまでも完成することがない。

だから面白い。

自分で完成したと思えばそれまでだし、もっともっとと思えばいくらでも掘ることはできる。

だから飽きない。

 

「今」の先の話になり、60歳過ぎてる人と今の先の話ができたということは、きっと40年経っても未完成ということ。

そして先のことを話す顔をみながら未完成であることは実はとても幸せなことっぽいと感じだ。

 

未完成は苦楽しいのだ。

未完成であることは幸せなのだ。

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Style Design Salon Hiro Hattori
体型改善やスタイルUPを目指す女性のための会員制サロン

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