歪みのない人はいない。
モデルさんであっても、女優さんでもシンメトリーにはなり得ない。
毎日いろいろなカラダを触らせてもらっていて思うこと。
キレイを身体の持ち主というのは、共通して歪みが少なくカラダの軸感を持っている。
やっぱりバランスがいい。
歪みっていうのは「先月まで大丈夫だったのに、今月から歪みだしてさぁ〜」というものではなく
日頃の習慣(クセ)、運動不足(筋力不足)、ケガ(捻挫、骨折)が引き金となって
歪んだ動きがパターンとして染み込んで生まれてしまうもの。
気がつかないくらい少しづつ、頭が傾いて、腹(骨盤)は前後にズレて、脚や腕はねじれいく。
こうやって関節の動き、筋肉のバランスが歪んでしまい、骨の配列の乱れてスタイルは崩れてしまう。
骨格矯正は有効だけど、問題になっているのは関節の動かし方のクセ。
たとえばペンの持ち方とか。
この前、自分の箸の持ち方を撮ってもらった写真で見てビックリでした。
こんな風に自分では気付かないクセというものがカラダのあちらこちらで起こります。
この原因にはカラダを動かす時間が昔と比べて格段に少なくなってしまっている環境という背景が存在します。
カラダを動かす習慣から遠ざかれば遠ざかるほど、カラダとの対話能力が乏しくなってしまう。
感覚のボヤけている部分からカタチが悪くなってしまうのです。
感覚が悪い身体は、下降線をたどりながらスタイルが崩れてしまいます。
体つき(カタチ)がキレイを感じる人、動きがキレイな人というのは高い感度を保っています。
1日数分間でもカラダから情報を集めてカラダのリセットに努めてほしい。
昨日と比べて今日の身体は上向き?下向き?
カラダを状態をリアルでキャッチできるようになるとスタイルを美しくする道は必ず開けていきます。