この間、思いついたハイヒールの話を書こうと思ったけど、その前に歩き方について先に書いていきます。
よくクライアントさんと話題にあがることなんですが、ハイヒールを履いた女の子(10代〜20代前半の女性に多いのであえて)が、必要以上に膝と腰を曲げて歩く現象についてです。
あれは日本の文化(歩き方)と西洋の文化(ハイヒール)が残念なカタチでミックスした独特な歩き方。
西洋文化が入ってくるまで日本の履物には下駄や草鞋のようにつま先についた鼻緒に足の指を引っかけてつま先加重で歩くというスタイルが主流でした。
つま先に体重をかけて膝を軽く曲げて腰を沈ませて踵を引きずって歩く日本式の歩き方。
ビーサンみたいなツッカケの時はこの歩き方でもOK。
履物と歩き方がマッチしてるし、なにより楽だしね。
ボクはそれはそれで嫌だから、ビーサン買う時はあえてワンサイズ小さいキツキツなヤツを選ぶけど。
この日本式の歩き方をハイヒール履いてやっちゃうとガタガタバタバタしてて、みっともないですよってことを知ってください。
ハイヒールをキレイに履きこなすならちゃんと靴の国の文化(歩き方)を取り入れてほしいのです。
靴と履物は歩き方が全く異なります。
つま先〜踵、そしてくるぶしまでスッポリホールドされていて踵にヒールがあるのには理由があります。
ハイヒールを履くなら間違いなく踵加重。
踵(踝)に骨盤・腹・胸・頭を乗せる感覚を染み込ませてください。
まずはここからスタート。
ハイヒールへの身体のあずけ方が変わるだけで歩く姿は大きく変わります。
靴が広がり出して140年近く立つ今でも根深く残る日本式の歩き方。
歴史の中で染み付いた民族的な特徴だから仕方ないって思ったこともあったけど、、、ちゃんと靴に合わせて歩き方を変えてる人もいるから仕方なくはないよね。
みんなちゃんと教えてもらってないから知らないだけ。
でも知らなかったですまさないでほしいのです。
日本式の歩き方ではカッコいいハイヒールを買っても残念ながら宝の持ち腐れ、、、豚に真珠です。
ハイヒールを履いて、ガタガタバタバタ歩くのは10代で卒業してください。
30代入ったら、女の子だからってのは通用しないよね。